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落書きあり / 台詞あり
落書きなし / 台詞なし
落書きあり / 台詞なし
落書きなし / 台詞なし
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喜多川のぞみは3つ年上の兄が他の誰より大好きだった。
大好きな兄は、今年の春野球の強豪校に進学した。
毎日の練習で帰宅は遅くなり、一緒に居られる時間が減って寂しかっけれど
日焼けして泥まみれになった兄のまめだらけの大きな手で頭をなでられると
寂しくても、頑張ってる兄を応援し続けよう。…そう思っていられた。

…そんな兄の様子がおかしくなったのは入学から少し経った頃だった。
表情が暗くなり、口数も減り、部屋に篭りがちになった。
のぞみが心配しても作り笑いで「なんでもないよ」と返すだけ。
初夏にはあんなに頑張って入った学校へも行かなくなっていた。

ひょっとして兄は学校で虐められてるんじゃないか…。
そう思ったのぞみは兄が通う学校へ乗り込んでいった。
好奇心の視線に晒されながら男子校の中を進み、兄の所属していた野球部の扉を開く。
そこに居た兄の先輩たちは、兄に虐めに近い酷いシゴキをしていたことをあっさり認めた。
また兄が大好きな野球を続けられるよう、酷いことをしないでと頭を下げるのぞみ。
先輩たちはのぞみの願いを聞くかわりに、ある1つの条件を出した。その内容は……。


…のぞみは、兄の為にその条件に頷いた。
2011/07/28 PhotoShop SAI



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